和名：風信子石 （ ヒヤシンス石 ）
ブルージルコン は透き通った優しいブルー色をしており、 ダイヤモンド に引けを取らない輝きを発揮する正真正銘の宝石です。
ブル―ジルコン は、ペルシャ語の " ZAR （ 金 ） " と " GON （ 色 ） "に由来し、1920年代に突然世界のマーケットに現れて、一躍人気になった宝石です。
ギリシャ神話の中で美少年の名前がつけられた花「 ヒヤシンス 」と同じ名前で呼ばれることもありました。

12月の誕生石 『 ジルコン 』 はスターライトとも名付けられたことがあり、心に安らぎを与えて新しい挑戦の後押しをする効果を持つ宝石です。
その透き通った青さから「新しい事に挑戦する」時にぴったりな パワーストーン として人気があります。
苦しみを和らげ激情を沈める石、人を平安に導く平和の石とされていました。
特に中世では、ペストから守る石や出産時の女性を助ける石というように、天国から神の保護をもたらす護身符として大切にされていたといわれます。

構造上 ダイヤモンド と同レベルの「 ディスパーション （ 虹色の輝き ）」を持ち、ジルコン の輝きは他の宝石に引けを取りません。
ユニークな複屈折（ 複屈折 / 二重屈折 ） ダイヤモンド に近い輝きを持ちますが、決定的な違いは、 ジルコン は複屈折（二重屈折）を持つという点です。 ジルコン の内部を光が通る時に2つに分かれて、結果として バックファセット が2重に見え、厚みを増したようになります。
こうして生じる美しいモザイク模様は、他の宝石ではなかなか見られない特徴です。